【最新2024年】車の環境性能に応じた減税について解説

車を持っていると何かとかかる税金ですが、環境に良い車を買えばその負担を大きく減らせます。

エコカー減税・グリーン化特例・環境性能割

これらは全て環境に良い車の税負担を軽くするための国の制度です。

しかし、制度が分かりにくく、それらのメリットはいまいち伝わっていないかもしれません。

そこでこの記事ではそれらの制度が

どのような仕組みで、どのような車が対象になのか、どれだけお得になるのか、解説したいと思います。

エコカー減税【重量税の減免】

税の減免制度で最も有名(?)なエコカー減税。

エコカー減税は、自動車重量税を減税する制度です。自動車重量税は車の重さに応じてかかる税金です。

本当は毎年かかっている税金ですが、車の新規登録時や車検時に、車検証の有効期間分の税金をまとめて支払います

そのため、車の新規登録時には 3年分、その後の車検時には2年分支払うことになるのですが、

環境性能が良い車の場合はそれが免除・減額されるのです。

エコカー減税の対象

電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド車、一部の天然ガス自動車は、

新車購入時・初回の車検時の重量税が免除されます。

ハイブリッド車を含む、ガソリン車やLPG車の場合、燃費に応じて減税額が決まります。

国土交通省サイト

例えば、日産リーフを購入した場合、本来年間7500円の重量税がかかりますが、

新車登録時(3年分)+初回検査時(2年分)が免除されるので、7500 × 5 = 37500円お得になります。

より、詳しい情報はこちらのサイト(自動車税info)から参照してください。

グリーン化特例(自動車税の減免)

グリーン化特例で減税されるのは、自動車税です。

車を保有していると毎年かかる自動車税ですが、

電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド車、一部の天然ガス自動車の新車を購入した場合には、

購入した年度の次の年度に限りおおむね75%減税されます。

自動車:自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等) - 国土交通省 (mlit.go.jp)

例えば、日産リーフを購入した場合、本来年間25000円の重量税がかかりますが、

新車登録の翌年度にのみ75%免除されるので、19500円お得になります。

逆に、新車として世に出てから11年~13年以上経った「古い」車に関しては、自動車税が10~15%上乗せされるので注意が必要です。

環境性能割

車を購入する際に、自動車取得税というものがあったのはご存じでしょうか?

2019年まで、軽自動車を購入する際には車の価格の2%、その他の車には3%の自動車取得税を払う必要がありました。

環境性能割は自動車取得税の後継のような制度です。

その名の通り、環境性能(燃費など)に応じて、税率が異なるのが特徴です。

電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド車、一部の天然ガス自動車を購入した場合には非課税です。

ハイブリッド車を含む、ガソリン車やLPG車の場合、燃費に応じて減税額が決まります。

自動車:自動車関係税制について (エコカー減税、グリーン化特例 等) - 国土交通省 (mlit.go.jp)

例えば、日産リーフ(X)を購入した場合、価格は408.1万円なので、何も減免がなければ12万円ほどかかりますが、

電気自動車は非課税なのでそれがかかりません。

まとめ

このように、エコカー減税・グリーン化特例・環境性能割は、環境性能に応じて、車の税負担を軽減する制度です。

電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド車、一部の天然ガス自動車の場合は、その恩恵を最大限受けることができますが、

ハイブリッド車でも燃費性能が高ければ、それに応じた軽減措置を受けることができます。

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