プリウスPHEVの補助金がすごい!ハイブリッドよりお得な地域も【最新2024年度】

プラグインハイブリッド車とは、給油しても充電しても走れる車のこと。

通常のEVに比べて航続距離は短い代わりに、

近距離移動ならばEVのように長距離移動ならばガソリン車のように使える「万能選手」です。

このように書くと、いかにも割高そうなプラグインハイブリッド車ですが、

最近、トヨタプリウスPHEVの廉価版グレードが発表されたため、国や自治体の補助金を併用することで、

お手頃価格で買うことができるようになりました。

この記事では、プリウスPHEVを買う人が使える補助金制度を徹底解説します。

*最新2024年度(令和6年度)の情報です。補助金額は来年2月に変わるのでご注意を

そもそもプリウスPHEVの値段 / スペックは?

安定して上位の人気を誇るプリウス。そのグレードや価格帯はなんと6つに分かれます。

  1. U(サブスクのみ)
  2. X(ハイブリッド:275万~)
  3. Gのハイブリッド(320万~)
  4. Gのプラグインハイブリッド(390万)←新登場!
  5. Zのハイブリッド(370万~)
  6. Zのプラグインハイブリッド(460万)

その中でプラグインハイブリッド車のPHEV(4,6)には、以下のような特徴があります。

Rutger van der Mannより引用

特徴

  1. ハイブリッド車との価格差が小さい(70万~90万程度)
  2. 近所への移動はEVモードで可能(充電走行距離は87km、通常のEVよりは短い)
  3. ハイブリッド車感覚で遠出できる(ガソリンによる航続距離は800キロ程度?)
  4. エコカー減税等で維持費を抑えられる(メンテナンスコストは通常のハイブリッド車と同等?)
  5. 高い安全性能衝突回避システム機能など搭載)
  6. 普通充電にのみに対応(急速充電器へは非対応)

このような性質から、

自宅にEV充電器を設置して利用することに向いています。

自宅で充電できれば、近所への移動(~片道43km)にはEVモードで移動できるからです。

これは環境に良いだけでなく、充電に必要な電気代はガソリン代より安くなるというメリットもあります。

その一方で、急速充電器には対応していないので、高速SAなどでの充電は難しく、遠出をする際には適宜給油する必要はあるでしょう。

国からの補助金額

令和6年度の国の補助金制度を活用すると、プリウスPHEVを購入する際に、55万円の補助金 を受け取ることができるので、

Gのプラグインハイブリッド車なら335万円で買うことが可能です。

これだけでは、同グレードのプリウス(Gなら320万~)よりは高いですが、価格差は大きく縮まっていることが分かるでしょう(この例なら15万円)。

この程度の価格差なら、エコカー減税などの税制優遇(約5~10万円)や、ガソリン代の節約分(ガソリン代よりも電気代の方が一般的に安い)でかなり埋め合わせることができるでしょう。

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注意!補助金は新車のみ

ただし、国の補助金は新車のみが対象です(逆に中古車はその分安い)

また、5年以内に売却する際にも注意が必要で、その場合には補助金を一部返還する必要があります。

また、国だけではなく県や市町村などの自治体が独自のEV補助金を用意していることも

どのような自治体が独自の補助金を用意しているのでしょうか?

都道府県からの補助金

以下に都道府県レベルで追加の補助金がある県をまとめます

ただし、これらの補助金では、新車であることに加えて、県税の滞納がないことなどが条件になり、

年度末には予算切れや受付終了もあるので注意が必要です。

例:東京都のEV補助金

東京都の補助金の仕組みを見ていきましょう。

まず、給電機能があるEV/PHEVには 45万円の補助金 があります。

プリウスPHEVも給電機能のあるEVなので、この時点で国と東京都の補助金の合計で100 万円を超え、この時点でプリウスPHEVの方が同グレードのプリウスより安いという状況になります。

ここで終わらないのが東京都の補助金の恐ろしさ。

まず、各メーカーのEV販売実績などに応じた追加の補助金があります。

トヨタ、日産、三菱、フォルクスワーゲン、テスラが10万円、それ以外の日欧大手メーカーは5万円の補助額です(BYDやヒョンデにはこの追加補助金はなし)。

つまり、トヨタPHEVを買う場合、この時点で国と東京都の補助金の合計は110万円になります。

それだけではありません。

自宅に 太陽光パネルを設置している家庭では、補助金額はさらに15万円追加

都のリーフレットより引用

結果的に、東京都では、通常のハイブリッド車と同等の価格で買えるだけでなく、

条件さえ良ければ、「プリウスPHEVの方が数十万円安い」ということになるのです。

市町村からの補助金

また、都道府県だけではなく市町村も独自の補助金を用意することがあります。

市町村の補助金も都道府県ごとにまとめたので、以下の一覧をチェックしてみてください。

以下の一覧から、都道府県名をクリックすると、その県と県内市町村のEV政策をチェックできます

自宅でのEV充電器設置

先ほど述べた通り、プリウスPHEVをプラグインハイブリッド車として使うには、自宅に充電器を設置することが基本的に必須になります。

では充電器設置には、どの程度のお金がかかるのでしょうか?

コンセントタイプの普通充電器

コンセントタイプの充電器は最も割安な選択肢で、機器代が数千円、設置工事費用が安くて数万円、高くて10万円台で済みます。

自宅の駐車場にコンセントを設置し、EV用の車載充電ケーブルで車とそれをつなぐことで充電します。

コンセントタイプのEV充電器
パナソニックの公式サイトより引用
ケーブル一体型タイプの普通充電器

コンセントタイプでは、車に乗せている充電ケーブルを出して、コンセントと接続する必要があります。

そのような手間を省けるのがケーブル一体型タイプです。

代わりに、価格は高く、機器代だけで20万円以上かかりることも珍しくありません。

ケーブル一体型タイプのEV充電器
パナソニックの公式サイトより引用

自宅のEV充電器設置の補助金

一部の県や市町村では、それに対する補助金追加があることも。

それらについても、上の一覧の都道府県名をクリックすることで知ることができます。

まとめ:EVが手軽な未来はすぐそこに?

EVは価格が高いことが、ネックの一つですが、

プリウスPHEVは比較的安く、国や自治体の補助も充実しているので購入しやすくなっています。

また、ここではしっかり紹介できませんでしたが、自動車税などの優遇措置もあります。

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