テスラ モデル3の補助金が意外に大きい!【最新版】
世界のEV化をけん引するテスラ車。
日本での販売台数はあまり多くないものの、着実に増えつつあります。
その中で最も日本で売れていて、お手頃価格のモデル3に使える補助金について解説します。
*最新2024年度(令和6年度)の情報です。補助金額は2月に変わるのでご注意を
そもそもモデル3の値段 / スペックは?
テスラモデル3(531万円~; ロングレンジAWDは620万円; 価格は頻繁に変わるので注意)。
以下のような特徴があります。
特徴
- ガソリン車に匹敵する航続距離(RWDで573km、ロングレンジAWDでは706km)
- 先進機能の宝庫 (オンラインアップデート、アプリによる管理、タッチスクリーン等)
- 特徴的なオートパイロット(一言では説明できないので、参考記事)
- 独自規格の充電網による超急速充電(スーパーチャージャーなど)
- 普通の急速EV充電器も利用可能(ただし、専用のアダプタが必要)
- ディーラーを介さないオンライン直接購入(試乗は可能)
このような性質から、高い評価を得ています。
ただし、テスラはオンライン直販のみで販売しているという強みを生かして、頻繁に価格やソフトの性能を変えてくるので、値段や性能は必ず最新情報をチェックしてください。
国からの補助金額
テスラ車を購入する際のネックの一つは、ガソリン車と比べると高額なことですが、
令和6年度の国の補助金制度を活用すると、モデル3を購入する際になんと、標準グレードで52 万円の補助金 を受け取ることができます(ロングレンジなら85万円)。
これは、EVに対する補助金の中ではかなり手厚い部類で、実質的に400万円台で購入が可能です。
注意!補助金は新車のみ
ただし、国の補助金は新車のみが対象です(逆に中古車はその分安い)
また、4年以内に売却する際にも注意が必要で、その場合には補助金を一部返還する必要があります。
そして、テスラ車はディーラーが存在しないので、補助金申請も自分で行う必要があります!
参考動画↓
さらに、地方自治体の補助金や、テスラ自身の値下げキャンペーンなどと組み合わせれば十分安く買えるでしょう。
では、どのような自治体が独自の補助金を用意しているのでしょうか?
都道府県からの補助金
以下に都道府県レベルで追加の補助金がある県をまとめます
- 東京都
- テスラのEVの場合、55万円の補助金追加。再生可能エネルギー利用でさらに加算。
- 埼玉県
- EVの場合、30万円の補助金追加。V2H利用でさらに加算。
- 千葉県の各市町村
- 10万円の補助金追加。太陽光発電の設置が条件。V2Hでさらに加算。
- 石川県
- 富山県
- 福井県
- EVには10万円の福井県の補助金が追加、30歳以下の若者では額が上乗せされる
- 滋賀県
- 徳島県
- 福島県
ただし、これらの補助金では、新車であることに加えて、県税の滞納がないことが条件になり、
年度末には予算切れや受付終了もあるので注意が必要です。
また、ここには個人用の補助金のみをまとめたので、企業用の補助金を知りたい方は、あとで紹介する47都道府県の政策を調べることのできるリンクの一覧から探してください。
例:東京都のEV補助金
東京都の補助金の仕組みを見ていきましょう。
まず、EVには基本的に35万円の補助金があります(給電機能があれば45万円ですが、テスラ車には基本ありません)。
まず、各メーカーのEV販売実績などに応じた追加の補助金があります。
トヨタ、日産、三菱、フォルクスワーゲン、テスラが10万円、それ以外の日欧大手メーカーは5万円の補助額です(BYDやヒョンデにはこの追加補助金はなし、ただし来年度条件を満たす可能性はある)。
それだけではありません。
自宅に 太陽光パネルを設置している家庭では、補助金額はさらに30万円追加。
太陽光パネルがなくても再生可能エネルギーの電力契約をしていれば、15万円が追加されます。
結果的に、東京都では、実質400万円ほどで買うことも不可能ではありません。
市町村からの補助金
また、都道府県だけではなく市町村も独自の補助金を用意することがあります。
市町村の補助金も都道府県ごとにまとめたので、以下の一覧をチェックしてみてください。
以下の一覧から、都道府県名をクリックすると、その県と県内市町村のEV政策をチェックできます
- 北海道と東北地方
- 関東地方
- 中部地方
- 近畿地方
- 中国四国地方
- 九州沖縄地方
自宅でのEV充電器設置
一般的に、自宅にEV用の充電器を設置すると、充電代が安く済んだり、便利に使えたりします。
特にテスラの充電スタンドは「非常に速い代わりに高い」という性質があり、自宅で充電を行う事が望ましいです。
充電器設置にはどの程度のお金がかかるのでしょうか?
コンセントタイプの普通充電器
コンセントタイプの充電器は、機器代が数千円、設置工事費用が安くて数万円、高くて10万円台で済みます。
自宅の駐車場にコンセントを設置し、モバイルコネクター(オプションで5万円)で車とそれをつなぐことで充電します。
以下の写真はリーフとパナソニックの物なので、テスラ車とはデザインが違うことに留意ください。
ケーブル一体型タイプの普通充電器
コンセントタイプでは、車に乗せている充電ケーブルを出して、コンセントと接続する必要があります。
そのような手間を省けるのがケーブル一体型タイプです。
テスラの場合にはウォールコネクターと呼ばれ、比較的割安で、コネクター自体は10万円以下です(ただし、立てかけるためのスタンドの設置費用などを含めたらさらに数万円かかる)
自宅のEV充電器設置の補助金
一部の県や市町村では、それに対する補助金追加があることも。
それらについても、上の一覧の都道府県名をクリックすることで知ることができます。
まとめ:EVが手軽な未来はすぐそこに?
EVは価格が高いことが、ネックの一つですが、
テスラ車は国の補助金が手厚く、さらに一部自治体の補助金が充実しているので購入しやすくなっています。
また、ここではしっかり紹介できませんでしたが、自動車税などの優遇措置もあります。
さらに、2025年は、モデル3より廉価なテスラ車が出る可能性が示唆されています。
今後の動きが注目ですね。