N van E: の補助金がすごい!総合的にはガソリン車よりお得かも【最新版】
昨年発売された、ホンダの軽EV、N van E:
国産EVとしてはお手頃の価格が特徴ですが、
国や自治体の補助金を活用することでさらに買いやすくなります。
この記事では、N van E: を買う人が使える補助金制度を徹底解説します。
*最新2024年度(令和6年度)の情報です。
そもそもN van E: の値段 / スペックは?
日本有数の軽EV、N van E: (業務用に向いたグレードは270万円、個人用向きは299万円~)。
以下のような特徴があります。
特徴
- 国産EVとして安価(商用なら補助金込みでガソリン車に匹敵)
- 軽EVトップクラスの航続距離(バッテリーで航続距離245km)
- 維持費用の安さ(電気代はガソリン代より安い。自動車税の減免措置も)
- EVならではの音や振動の少なさ (住宅街での配送業務や長距離運転に良い)
- 普通充電にも急速充電にも対応 (50kW急速充電なら30分でほぼフル充電)
- N-VANの良さはそのまま (軽商用EVとして広い荷室、各種安全性能など)
N-VAN e: は、N-VANのような商用軽バンのEV化 にフォーカスした価格・性能です。
だからこそ、特に近距離を移動する商用車として優先度の低い機能は捨てつつ (例:冬に長い時間暖房をかけても航続距離を保ちやすいヒートポンプ式エアコンは非搭載) 、
荷室の広さや急速充電性能などはしっかり確保した上で初期費用を抑えた車になっています。
また、充電に必要な電気代はガソリン代より安くなります。
遠出する場合には、高速SAや道の駅、ディーラーなどにある急速充電器で継ぎ足し充電することになります (参考→軽EVでも遠出できる? 日産「サクラ」オーナーが挑戦! )
国からの補助金額
令和6年度の国の補助金制度を活用すると、N van E: を購入する際に、自家用車の場合55万円の補助金が 、
業務用の車専用のLEVO補助金を使うと100万円の補助金があり、
200 万円以下で買うこともできます。
通常の軽バンに対して価格差がかなり縮まっているのが分かるでしょう。
注意!補助金は新車のみ
ただし、国の補助金は新車のみが対象です(逆に中古車はその分安い)
また、3年以内に売却する際にも注意が必要で、その場合には補助金を返還する必要があります。
また、国だけではなく県や市町村などの自治体が独自のEV補助金を用意していることも。
どのような自治体が独自の補助金を用意しているのでしょうか?
都道府県からの補助金
以下に都道府県レベルで追加の補助金がある県をまとめます
- 東京都
- ホンダの軽EVの場合、45万円の補助金追加。再生可能エネルギー利用でさらに加算。
- 埼玉県
- 軽EVの場合、15万円の補助金追加。V2H利用でさらに加算。
- 千葉県の各市町村
- 10万円の補助金追加。太陽光発電の設置が条件。V2Hでさらに加算。
- 石川県
- 富山県
- 福井県
- 軽EVには10万円の福井県の補助金が追加、30歳以下の若者では額が上乗せされる
- 滋賀県
- 徳島県
- 福島県
ただし、これらの補助金では、新車であることに加えて、県税の滞納がないことが条件になり、
年度末には予算切れや受付終了もあるので注意が必要です。
また、ここには個人用の補助金のみをまとめたので、企業用の補助金を知りたい方は、あとで紹介する47都道府県の政策を調べることのできるリンクの一覧から探してください。
例:東京都のEV補助金
東京都でEVを買う個人の目線で、東京都の補助金の仕組みを見ていきましょう。
まず、給電機能があるEVには 45万円の補助金 があります。
N van E: も給電機能があるEVなので、
この時点で国と東京都の補助金の合計で100 万円を超え、この時点で軽EVと通常の軽自動車の価格差はなくなるわけですが、
ここで終わらないのが東京都の補助金の恐ろしさ。
それだけではありません。
自宅に 太陽光パネルを設置している家庭では、補助金額はさらに30万円追加。
太陽光パネルがなくても再生可能エネルギーの電力契約をしていれば、15万円が追加されます。
結果的に、東京都では、通常の軽自動車と同等の価格で軽EVを買えるだけでなく、
条件さえ良ければ、「軽EVの方が数十万円安い」ということになるのです。
市町村からの補助金
また、都道府県だけではなく市町村も独自の補助金を用意することがあります。
市町村の補助金も都道府県ごとにまとめたので、以下の一覧をチェックしてみてください。
以下の一覧から、都道府県名をクリックすると、その県と県内市町村のEV政策をチェックできます
- 北海道と東北地方
- 関東地方
- 中部地方
- 近畿地方
- 中国四国地方
- 九州沖縄地方
自宅でのEV充電器設置
また、N van E: の利用には個人の場合は自宅、企業の場合は事業所での充電器設置が推奨されます。
それにはどの程度のお金がかかるのでしょうか?
コンセントタイプの普通充電器
コンセントタイプの充電器は最も割安な選択肢で、機器代が10万円弱(機器は数千円、ケーブルが7万円程度)、設置工事費用が安くて数万円、高くて10万円台で済みます。
自宅の駐車場にコンセントを設置し、EV用の車載充電ケーブルで車とそれをつなぐことで充電します。自宅の駐車場にコンセントを設置し、EV用の車載充電ケーブルで車とそれをつなぐことで充電します。
ケーブル一体型タイプの普通充電器
コンセントタイプでは、車に乗せている充電ケーブルを出して、コンセントと接続する必要があります。
そのような手間を省けるのがケーブル一体型タイプです。
代わりに、価格は高く、機器代だけで20万円以上かかりることも珍しくありません。
自宅のEV充電器設置の補助金
一部の県や市町村では、それに対する補助金追加があることも。
それらについても、上の一覧の都道府県名をクリックすることで知ることができます。
まとめ:EVが手軽な未来はすぐそこに?
EVは価格が高いことが、ネックの一つですが、
N van E: は比較的安く、国や自治体の補助も充実しているので購入しやすくなっています。
また、ここではしっかり紹介できませんでしたが、自動車税などの優遇措置もあります。
政策をしっかりチェックして、後悔のない車選びを!(以下に政策のリンクをまとめます)