アルファードPHEV登場!もらえる補助金額は?【最新版】

プラグインハイブリッド車とは、給油しても充電しても走れる車のこと。
通常のEVに比べて航続距離は短い代わりに、
近距離移動ならばEVのように長距離移動ならばガソリン車のように使える「万能選手」です。
今まで車種が限られていますが、
トヨタが続々投入していて、最近アルファードのPHEVグレードが発売されました。
この記事では、アルファードのPHEVを買う人が使える補助金制度を徹底解説します。
*最新2024年度(令和6年度)の情報です。
そもそもアルファードPHEVの値段 / スペックは?
安定して上位の人気を誇るアルファード。
そのプラグインハイブリッド車版、Executive Lounge PHEVはまさかの1000万円越え
(ただし、ハイブリッド車のExecutive Loungeが860万円で元々高いので、妥当ではある)
以下のような特徴があります。

特徴
- 上質なショーファー仕様内装(エグゼクティブラウンジ仕様でプレミアムな送迎体験を提供)
- 高出力とスムーズな加速(2.5Lプラグインハイブリッドシステムで最大306PSを発生)
- 約73kmのEV走行性能(満充電時に都市部の短距離移動が可能)
- 低重心設計とモーターによる、安定的で静粛な走行(大容量リチウムイオンバッテリーを床下に配置し、快適な乗り心地を実現)
- 急速充電器にも対応(最速で約80%までの充電が約38分)
- 外部給電機能搭載(災害時やアウトドアで車両バッテリーを電源として活用可能)
このような性質から、
自宅にEV充電器を設置すれば、近所への移動にはEVモードで移動でき、便利です。
これは環境に良いだけでなく、充電に必要な電気代はガソリン代より安くなるというメリットもあります。
ただし、遠出をする際には適宜給油もしくは急速充電をする必要はあるでしょう。
国からの補助金額
令和6年度の国の補助金制度を活用すると、アルファードPHEVを購入する際に、44万円の補助金 を受け取ることができます。
この金額は1000万円越えの車を買う人にとってどこまで重要かは分かりませんが、ランニングコストの節約や後述する自治体の補助金を含めて考えると、総合的な優遇額はより大きくなります。
例えば、エコカー減税などの税制優遇(約5~10万円)や、ガソリン代の節約分(ガソリン代よりも電気代の方が一般的に安い)があります。
注意!補助金は新車のみ
ただし、国の補助金は新車のみが対象です(逆に中古車はその分安い)
また、4年以内に売却する際にも注意が必要で、その場合には補助金を一部返還する必要があります。
また、国だけではなく県や市町村などの自治体が独自のEV補助金を用意していることも。
どのような自治体が独自の補助金を用意しているのでしょうか?
都道府県からの補助金
以下に都道府県レベルで追加の補助金がある県をまとめます
- 東京都
- アルファードPHEVの場合、55万円の補助金追加。再生可能エネルギー利用でさらに加算。
- 埼玉県
- プラグインハイブリッド車の場合、15万円の補助金追加。太陽光やV2H利用でさらに加算。
- 石川県
- 福井県
- PHVには10万円の福井県の補助金が追加、30歳以下の若者では額が上乗せされる
- 滋賀県
- 徳島県
- 福島県
ただし、これらの補助金では、新車であることに加えて、県税の滞納がないことなどが条件になり、
年度末には予算切れや受付終了もあるので注意が必要です。
例:東京都のEV補助金
東京都の補助金の仕組みを見ていきましょう。
まず、給電機能があるEV/PHEVには 45万円の補助金 があります。
アルファードPHEVも給電機能のあるEVなので、この時点で国と東京都の補助金で、実質価格は1000万円割れに。
ここで終わらないのが東京都の補助金の恐ろしさ。
まず、各メーカーのEV販売実績などに応じた追加の補助金があります。
トヨタ、日産、三菱、フォルクスワーゲン、テスラが10万円、それ以外の日欧大手メーカーは5万円の補助額です(BYDやヒョンデにはこの追加補助金はなし)。
つまり、トヨタPHEVを買う場合、この時点で国と東京都の補助金の合計は約100万円になります。
それだけではありません。
自宅に 太陽光パネルを設置している家庭では、補助金額はさらに15万円追加されます。

市町村からの補助金
また、都道府県だけではなく市町村も独自の補助金を用意することがあります。
市町村の補助金も都道府県ごとにまとめたので、以下の一覧をチェックしてみてください。
以下の一覧から、都道府県名をクリックすると、その県と県内市町村のEV政策をチェックできます
- 北海道と東北地方
- 関東地方
- 中部地方
- 近畿地方
- 中国四国地方
- 九州沖縄地方
自宅でのEV充電器設置
先ほど述べた通り、アルファードPHEVをプラグインハイブリッド車として使うには、自宅に充電器を設置することが基本的に必須になります。
では充電器設置には、どの程度のお金がかかるのでしょうか?
コンセントタイプの普通充電器
コンセントタイプの充電器は最も割安な選択肢で、機器代が数千円、設置工事費用が安くて数万円、高くて10万円台で済みます。
自宅の駐車場にコンセントを設置し、EV用の車載充電ケーブルで車とそれをつなぐことで充電します。


パナソニックの公式サイトより引用
ケーブル一体型タイプの普通充電器
コンセントタイプでは、車に乗せている充電ケーブルを出して、コンセントと接続する必要があります。
そのような手間を省けるのがケーブル一体型タイプです。
代わりに、価格は高く、機器代だけで20万円以上かかりることも珍しくありません。


パナソニックの公式サイトより引用
自宅のEV充電器設置の補助金
一部の県や市町村では、それに対する補助金追加があることも。
それらについても、上の一覧の都道府県名をクリックすることで知ることができます。
まとめ:EVが手軽な未来はすぐそこに?
EVは価格が高いことが、ネックの一つですが、
アルファードはもともと値段が高く、国や自治体の補助も充実しているので、それなりに売れる可能性を秘めています。
人気車種であるだけに、アルファードを買う人のごく一部がPHEVグレードを選ぶだけでも、日本のPHEV普及を高めるでしょう。
政策をしっかりチェックして、後悔のない車選びを!(以下に政策のリンクをまとめます)